Morrisのアコギがおすすめ!
数多くのアコギ(アコースティックギター)の中からどれを選べばよいか迷っている方へ。
今回はMorris(モーリス)のアコギを紹介します。
現在の年齢が50代以上の方には懐かしいギターブランドでもあります。
それだけ歴史あるギターであり、充実のラインナップは初心者のはじめての1本から中~上級者のセカンドギターとして最適です。
Morrisについて
Morris(モーリス)は長野県松本市に本社を構える日本のギターメーカー。
1960年代に他社に先駆けてアコースティックギターの量産を開始した歴史あるメーカーです。
79年のピーク時には、国内販売本数は年間14万本、輸出を含めると33万本にも上りました。
材質や工法にこだわりを持ち続け、フォークブームが終了した時点で1度は需要が少なくなったアコギの生産を今も途絶えることなく継続しています。
Morrisのアコギの特徴
Morrisのアコギはマーチンやギブソンなどの伝統的な工法を尊重しながらも、オリジナリティある仕様となっています。
ここではMorrisのアコギの特徴を見ていきましょう。
「アリ溝」によるネックジョイント
ネックとボディの接続を「アリ溝」と呼ばれる手法でおこなっています。
手間がかかる工法ですが、この工法により弦の張力に負けず「ネック起き」しにくい剛性と、弦振動の伝達をさまたげない音響特性の両立が図れます。
フレットの「後打ち」
ギターのボディとネックを接続する前に、あらかじめネックにフレットを打ち込んでおくと作業としては楽ですが、木材に狂いが生じやすくなります。
モーリスではボディとネックの接続後に木材の狂いを出し切ってから指板調整を行いフレットを打ち込みます。これが「後打ち」です。
これによりフレットがより正確に打ち込まれ、低い弦高にセットアップしてもビビらず綺麗な音が奏でられます。
日本で全検品を実施
モーリスのギターの一部は海外の工場で生産されています。海外から日本へ運ばれる際に木材や部品の調子が悪くなることも考えられます。また、ギターは木で作られているので海外の気候と日本の気候の差でセッティングが狂う可能性があります。
モーリスでは海外から運ばれてきたギターを一旦日本の長野県松本市で馴染むまでねかせます。
その後1本1本全て開封し、必要なら再セットアップをしてから出荷します。
低価格なモデルでもこういったセットアップがされていると思うと安心して使用することができますね!
ブレージング(骨格)
アコギ内部の骨組みである「ブレージング」にもこだわっています。
伝統的なXブレージングに加え
・ダブルXブレージング
・LATTICE(ラティス)
・AXL
など様々なブレージングをギターに合わせて施しています。
ボディの剛性と豊かな鳴りを実現しています。
Morrisのアコギの音
Morrisのアコギの音は個体差はありますが一般的に「整理された聞きやすい音」です。
低音弦がモコモコせず、コードがはっきりと聞こえます。
明るく、軽やかでバランスの良いサウンドはコード弾きからフィンガーピッキングまで柔軟に対応できます。
Morrisのラインナップ
Morrisのアコギには価格帯に合わせて3つのラインナップがあります。
LUTHIER MADE PREMIUM(ルシアーメイド・プレミアム)
最高グレード。ルシアー中森巧氏が全行程に携わっている。
オーダーメイドとなり年間で数十本しか制作されない最高の1本。
HANDMADE PREMIUM(ハンドメイド・プレミアム)
長野県松本市のモーリス工場にて職人の手作りで生産されるモデル。
品質の向上を常に意識しながらも効率的な生産体制をとっており、月に数十本のペースで生産される。
PERFORMERS EDITION(パフォーマーズ・エディション)
海外工場で生産される、お求めやすい価格帯のモデル。
これからギターを始める人が最初に手に入れるギターとして最適でありながら、上達してからも長く使える音と品質がある。
今回はこの中から「HANDMADE PREMIUM」「PERFORMERS EDITION」からおすすめを紹介します。
※参考価格は2021年7月10日時点のものです。
変更となる場合があります。サイトにより販売価格が異なります。
Morrisのおすすめアコギ
Morrisのギターはその型番によりボディサイズや形状が異なります。
M:ドレッドノートタイプ
F:やや小ぶりな00タイプ
G:バランスに優れたエレアコギター(エレアコではないモデルもあり)
R:カッタウェイつき000タイプ(エレアコ)
S:フィンガーピッキング向け
LA:ミニギター
HANDMADE PREMIUM
M-80 Ⅱ
参考価格:110,000円(税込)
トップにスプルース単板、サイド&バックにマホガニーを採用しています。
価格以上の鳴りが手に入ります。
FH-101 Ⅲ
参考価格:199,000円(税込)
オーソドックスなフォークスタイルの外観にスキャロップドXブレイジングとワイドフィンガーボードを採用した、フィンガーピッキング(指弾き)に適したモデルです。
スプルース&マホガニー材のオール単板モデルで、暖かみのある音色が特徴です。
PERFORMERS EDITION
M-021
参考価格:29,800円(税込)
トップに高品位なソリッド・スプルース、サイド&バックにマホガニー材を使用。
スマートなヘッドデザインやポジションマーク、木材本来の風合いと音響性能を損なわない薄めのつや消し塗装でモーリス本来の品質をブラッシュアップしつつ、モダンなルックスになっています。
F-021
参考価格:31,799円(税込)
M-021よりやや小ぶりなデザインのF-021。
女性や小柄な方にとってはストレスなくギターを楽しめるサイズです。
G-021
参考価格:42,075円(税込)
往年のフォーク世代にも人気の高い、モーリス伝統のMGスタイルのボディーデザイン。
コード弾きでジャカジャカ鳴らしたときのダイナミックなサウンドが特徴。
※注意:今回紹介しているのはピックアップ非搭載のモデルで、ピックアップを搭載したエレアコモデルは「G-021E」となります。
R-021
参考価格:56,100円(税込)
生鳴りの良いソリッド・スプルースのボディトップと、木目の美しいフレイム・マホガニーのボディの組み合わせによるエレアコ。
ルックスとサウンド、ともに高級感のあるギターです。
S-031
参考価格:65,450円(税込)
松本工場製Sシリーズの遺伝子を受け継いだ、若干幅広の指板と薄めのネック。
トップにはシダーを採用し、やわらかなフィンガーピッキングサウンドを楽しめます。
音響面と強度特性に優れたエンジニアリングウッドを指板に採用しています。
LA-011
参考価格:23,670円(税込)~
楽器としてのクオリティを維持したまま小型化したミニギター。
旅のお供やお子様用のギターとして、ギターの楽しさを犠牲にすることなく演奏できます。
Morrisのアコギまとめ
今回、Morrisのギターを紹介して感じたのは「初心者からプロまで幅広い層に高いクオリティのギターを提供している」ということ。
アコギが欲しいとき、Morrisのラインナップを見れば欲しい1本が必ず見つかる!くらいのラインナップです。
初心者のはじめての1本から、久々にギターを弾こうかな?と思っている方、そしてライブでのメインとなる1本を探している方までおすすめできます。
あなたもMorrisのアコギを手に入れて音楽生活を楽しみませんか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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