【TMGE】ギタリストが惚れるギタリスト!アベフトシの魅力。【マシンガンカッティング】
こんにちは。
今回は大好きなギタリストを紹介したいと思います。
thee michelle gun elephantのギタリスト「アベフトシ」さんです。
私自身のギタープレイもアベフトシさんの影響を多大に受けています。
本当に大好きなギタリストなので、愛をこめて紹介します。
経歴
広島県出身。身長187cm。
1994年にthee michelle gun elephantに加入。
1996年に「世界の終わり」でメジャーデビュー。
2003年10月11日、幕張メッセでのライブでthee michelle gun elephant解散。
その後、各種音楽プロジェクトで活動。
2009年7月22日、急性硬膜外血腫のため42歳で死去。
ギタースタイル
アベフトシさんのギタースタイルは「マシンガンカッティング」と称されています。
ミュートを絡めたそのカッティングはギターでありながら「打楽器」的であるとも言われています。
thee michelle gun elephantの曲中でもマシンガンカッティングがいたるところで聴けます。
そのスタイルをデビュー当時から解散するまで貫き通しており、マシンガンカッティングに影響を受けたギタリストも多いと思います。(私もその1人です。)
ライブでの鬼気迫るギタープレイはまさに「鬼」!
1回1回のライブ、1曲1曲が真剣勝負。
そんなギタープレイが大好きです。
初期から後期ではギターの音づくりも若干変化しており、
初期はパブロックの影響が大きく、歪みは控えめながらもアンプ直の歪みを活かした音、
後期はその歪みがだんだん荒くなり、ず太いギターサウンドへと変化しています。
初期の頃の曲と、後期の頃の曲を聴き比べると面白いと思います。
アベフトシが影響を受けたギタリスト
インタビューなどで本人が影響を受けたと話しているギタリストを紹介します。
Dr.Feelgood(ドクターフィールグッド)
The Pirates(ザ・パイレーツ)
Dr.Feelgoodのギタリスト、ウィルコ・ジョンソンと、The Piratesのギタリスト、ミック・グリーン。
この2人から多大な影響を受けたと話をしています。
この2つのバンドの音源を聞けば分かるのですが、アベフトシとの共通点が非常に多いです。
・テレキャスターを使用
・カッティング主体のプレイ
こういった共通点もあり、特に初期のthee michelle gun elephantと聞き比べるとそのギタースタイルが影響を受けていると分かります。
そこにアベフトシさん独特のリズム感、マシンガンカッティングが加わり、the michelle gun elephantのスタイルへと昇華しているのだと思います。
使用ギター
アベフトシさんが使用しているテレキャスターには、本人のこだわりが随所に現れています。
松下工房(seen)
アベフトシさんが愛用するテレキャスターは「松下工房」のブランド「seen」です。
https://www.premium-used-guitars.net/
こちらのページにはアベフトシさんのギターも掲載されています。(現在sold outで販売していませんが。)
松下工房は東京の原宿で30年余り営業されており、主にギターの修理をメインに営業されているようです。
当時のアベフトシさんも東京でアクセスが良かったため、利用していたのかもしれません。
デビュー当時からseenのテレキャスターだったので、松下工房へ通っていたのでしょうね。
1度で良いからseenのテレキャスター、弾いてみたいです。
そして、このギターでもこだわりがあり、
・PUの切り替えスイッチの位置
・ノブがドクロ仕様へ変更
など、本人のオーダーが反映されています。
一部、Fenderの楽器屋さんカスタムモデルでも似たようなギターが販売していた時期もありましたね。
現行モデルの中でアベフトシ好きにおすすめのギターをまとめました。
thee michelle gun elephantのおすすめアルバム
名曲「世界の終わり」が収録されているアルバム。
アベさんのパブロック的なギターが随所に聞ける。
「リリィ」「キャンディハウス」など収録。
ファンからも非常に評価の高いアルバムで、アベさんのギターの鳴りが素晴らしいです。
「ゲットアップルーシー」「バードメン」「ブギー」などを収録。
マシンガンカッティングがだんだん武器として確立していっているのが実感できるアルバム。
打楽器的なギターのアプローチが随所に聞ける。
圧巻のマシンガンカッティングがカッコイイ!!!!!
この頃からサウンドがより一層狂暴に、ヘヴィになっている。
1曲目の「WEST CABARET DRIVE」の出だしからその様が分かる。
そこからは最後まで止まることなく、ギア全開でヘヴィなロックンロールが聴ける。
ミッシェルがヘヴィ一辺倒ではなく、ジャズやレゲエの要素を取り入れて、アルバムを通して1つの映画のようなアルバム。
新しい変化を恐れないミッシェルの世界。
それに伴ってアベさんのギターも様々なアプローチをしている。
LAST HEAVENS BOOTLEG by THEE MICHELLE GUN ELEPHANT (2003-12-03)
- アーティスト:THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
- 出版社/メーカー: UNIVERSAL MUSIC JAPAN
- メディア: CD
2003年10月11日 幕張メッセでのラストライブ。
まとめ
解散の理由などが様々なメディアで書かれてはいるが、解散は解散。
1つのロックンロールバンドが終わった。
私はファンとして理由はともあれ、それでいいと思っている。
アベフトシさんにももう会う事はできなくなってしまったが、そのギタースタイルは音源や映像としてずっと残っている。
そして、そのギタースタイルから影響を受けたギタリストが今でもその魂を引き継いでギターをかき鳴らしている。
アベフトシさんはライブでも喋らず、客席と戦うように睨みつけながらギターを弾いていた。
そんな彼がラストライブで一言だけ客席に向かって喋った・・・
「ありがとう」
それだけでもう充分だった。
彼は語ることはなかったが、多くのギタリストが彼から影響を受けた。
私もその1人として、アベフトシさんのギタースタイルをこれからもずっと好きでいるし、
ブログやコンテンツでそれをどんどん伝え続けていきたい。
世界の終わり / thee michelle gun elephant
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